音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

音楽理論

ロクリア旋法

教会旋法シリーズも早いもので最終回。もうちょっと引っ張れば良かったかなw 今日はロクリア旋法です。「ロクリアンスケール」「ロクリアンモード」「シの旋法」などと呼ばれることもあります。 このように「ドレミファソラシド」をシから始めた旋法を指しま…

ミクソリディア旋法

続いてはミクソリディア旋法です。 「ミクソリディアンスケール」「ミクソリディアンモード」「ソの旋法」などと呼ばれることもあります。 このように「ドレミファソラシド」をソから始めた旋法を指します。 上譜例はG音から始まるミクソリディア旋法なので…

リディア旋法

教会旋法シリーズ第3回目 リディア旋法です。 「リディアンスケール」「リディアンモード」「ファの旋法」などと呼ばれることもあります。 このように「ドレミファソラシド」をファから始めた旋法を指します。 上譜例はF音から始まるリディア旋法なので、こ…

フリジア旋法

今日のテーマはフリジア旋法です。 「フリジアンスケール」「フリジアンモード」「ミの旋法」などと呼ばれることもあります。発音の都合上「フリギア」と言う人もいます。 このように「ドレミファソラシド」をミから始めた旋法を指します。 上譜例はE音から…

ドリア旋法

今日のテーマはドリア旋法です。 「ドリアンスケール」「ドリアンモード」「レの旋法」などと呼ばれることもあります。 ちなみに今回は「アドリブ時にどのコード上で使えるか」みたいな話ではなく、ドリア旋法の作曲についての解説です。 ドリア旋法とは、こ…

中心軸システム

今日のテーマは中心軸システムです。 バルトークの曲によく使われている技法なのですが、本人が「私はこのような技法を使って作曲している!」と言ったわけではなく、エルネ・レンドヴァイという理論家がバルトークの音楽を研究していて発見した法則らしいで…

テンション

テンションとは、コードに付く9以上の数字のことです。 「緊張」という意味なのですが、これを含んだコードはサウンドが複雑になって緊張感が増すのでそう呼ばれます。 7度 では始めましょう。 冒頭でお伝えしたように、テンションとは本来は9th以上の数字…

テトラコルド

本日はテトラコルドについて解説いたします。 テトラコルド(テトラコード)とは、その名の通り4つの音(弦)を一つのまとまりとする考え方のことで、一般的には音階をさらに細分化した単位として使われます。 オクターブを分割 では実際に見てみましょう。 …

通奏低音

今日のテーマは通奏低音です。 名前だけを見ると、ドローンや保続音のような音を連想してしまいますね。そのため通奏低音という言葉を「常に底流としてある考えや主張のたとえ」という意味で使う人もいますが、これは誤用です。 通奏低音とは、低音部のパー…

メロディにコードを付ける

今回はメロディにコードを付ける方法について解説いたします。 これをマスターしていると、オリジナル曲にメロディを付けるだけではなく、既存の曲のコードを付け直すこと(リハーモニゼイション)も出来るようになります。 ただし、コツを掴むまで多少訓練…

リディアン・クロマティック・コンセプト 後編

リディアン・クロマティック・コンセプト後編です。 前編「リディアン・クロマティック・コンセプト 前編」ではLCCの基本的な考え方について学びました。後編ではアドリブからは一旦離れて、より広い考え方を勉強しましょう。 コードや調の距離 5度圏上の距…

リディアン・クロマティック・コンセプト 前編

今日のテーマはリディアン・クロマティック・コンセプトです。「リディクロ」「LCC」などと呼ばれることもあります。 ジョージ・ラッセルというアメリカ人が考えたものです。 [書籍] ジョージ・ラッセル リディアン・クロマティック・コンセプト【送料無料】…

ガムラン 後編

ガムラン音楽 後編です。 前編「ガムラン 前編」ではガムランで使われる音階や、メロディを担当する楽器を紹介いたしました。後編ではリズム楽器について学びましょう。 ゴング ガムランでリズムを奏でるのは、ゴング類の楽器です。前編で紹介したレヨンやボ…

ガムラン 前編

今回紹介するのはガムラン音楽です。 フィリピンやマレーシアにも類似の音楽が存在しますが、我々がイメージする「ガムラン」とは、インドネシアのジャワ島・バリ島に伝わるものです。 インドネシアって、島が沢山ありますよね。なんと1万以上もの島から成る…

dimスケール・コンディミスケール

今日は、ディミニッシュト・スケール(以下dimスケール)と、コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール(以下コンディミ)という2つの音階について解説いたします。 dimスケール まずはこちらです。 英語の発音の都合上「ディミニッシュド・スケー…

フラメンコ 後編

フラメンコ 後編です。 前編「フラメンコ 前編」ではフラメンコの歴史や音階について勉強しました。後編では補足説明と、あとリズムについて解説いたします。 コード進行 フラメンコはどちらかと言うと旋律・テクニック重視の音楽なので、難しいコード進行は…

フラメンコ 前編

今日のテーマは、スペインのフラメンコです。 お隣のフランスやドイツやオーストリアやイタリアの音楽ってお互いに似たり寄ったりで判別が難しいのですが、フラメンコは誰でも分かりますよね。 と言うわけで、今回はその辺の理由や秘密も含めて解説します。 …

トータル・セリエリズム

今日のテーマはトータル・セリエリズム(総音列技法)です。十二音技法がさらに進化した形なのですが、考え方としてはそれほど難しくありません。十二音技法についてよく知らないのにいきなりこちらのページにたどり着いてしまった方は、こちら「12音技法に…

ホールトーンスケールの使い方

今日のテーマはホールトーン・スケールです。どんなものか早速見てみましょう。 全ての音程が全音で出来ていて、半音が一つも含まれないのが特徴です。「whole tone」とは全音のことです。 日本語では「全音音階」と呼ばれます。全音階と似ているので間違え…

偶然性の音楽(不確定性の音楽)

今日のテーマは偶然性の音楽(不確定性の音楽)です。 2つの言葉の違いはけっこう難しいのですが…、作曲・演奏の際にサイコロなどを用いることによって次の音を決定させるため、作曲者本人の意思ではドレミや音の長さを決められないものを偶然性の音楽。 一…

三味線 後編

三味線 後編です。 前編(三味線 前編)では津軽三味線について勉強しました。後編では他のジャンル(本当はこちらが正統なのですが…)について見てみましょう。 唄と語り 三味線の2大ジャンルと言えば、唄と語りです。 唄は、長唄・地唄・端唄・小唄など。…

三味線 前編

今日のテーマは三味線です。 三味線ってどんなイメージでしょうか。日本の伝統楽器? 筝や尺八との合奏? 着物を着た兄弟がベンベンと派手に弾きまくる? 人それぞれ色々あるとは思いますが、まずはその辺から説明いたしましょう。 三味線=ギター 三味線が…

ノンダイアトニックコードを使う 後編

ノンダイアトニックコードを使う 後編です。前編はこちら「ノンダイアトニックコードを使う 前編」 前編ではドミナントの連結について学びました。後編ではそれ以外のパターンについて色々見てみましょう。 モーダルインターチェンジ またまた訳の分からない…

ノンダイアトニックコードを使う 前編

今日のテーマはノンダイアトニックコードです。 ダイアトニックコードとは、簡単に言えば#も♭も使わない和音という意味です。例えばハ長調だったら白鍵だけを使用して作った和音ということです。 こういうやつ。 今回解説するのは「ノン」ダイアトニックコ…

クセナキスの作曲法

今回紹介するのは、ヤニス・クセナキスの作曲法です。 クセナキスはギリシア人の現代音楽作曲家です。大学では建築と数学を学んだという異色の経歴の持ち主で、数学や物理の理論を作曲に応用したことで有名です。 形式化された音楽 (単行本) [ ヤニス・ク…

アフリカ音楽 後編

アフリカ音楽 後編です。 前編(アフリカ音楽 前編)ではリズムについて学びました。後編ではメロディとハーモニーについて何となく見てまいりましょう。 メロディ まず音階ですが、西洋音楽で言うところの長音階に近いもの、短音階に近いもの、ドリアンスケ…

アフリカ音楽 前編

2020年7月10日 現在、こちらの記事がバズっています。 はてなブックマークしてくださった皆様、読者登録してくださった皆様、コメントくださった皆様、ありがとうございます。 一気に通知が来ると古いものはどんどん消えてしまうようで、ほとんどの方のお名…

雅楽 後編

雅楽 後編です。 前編「雅楽 前編」では雅楽の各楽器の紹介と、それらの役割について解説しました。後編ではキーや移調、あと多少補足説明をしようと思います。 雅楽の調子 雅楽には壱越調・平調・双調・黄鐘調・盤渉調・太食調という6つの調があります。で…

雅楽 前編

今日のテーマは雅楽です。神社でよく演奏されるアレですね。 もちろん私は雅楽の専門家ではないので、そこまで深く理解しているわけではありませんが、頑張って解説していこうと思います。 東洋の不思議な音楽 まず雅楽とは次のような音楽です。 www.youtube…

12音技法について

現代音楽の中でも割と理解しやすい部分が12音技法です。理論が明快なので、適当に音符を置いていけば初心者でもそれっぽい曲ができてしまいます。 というわけで、今回は12音技法についてざっくり見ていきましょう。 まず歴史的なことを説明すると、12音技法…