音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

音楽理論

ガムラン 後編

ガムラン音楽 後編です。 前編「ガムラン 前編」ではガムランで使われる音階や、メロディを担当する楽器を紹介いたしました。後編ではリズム楽器について学びましょう。 ゴング ガムランでリズムを奏でるのは、ゴング類の楽器です。前編で紹介したレヨンやボ…

ガムラン 前編

今回紹介するのはガムラン音楽です。 フィリピンやマレーシアにも類似の音楽が存在しますが、我々がイメージする「ガムラン」とは、インドネシアのジャワ島・バリ島に伝わるものです。 インドネシアって、島が沢山ありますよね。なんと1万以上もの島から成る…

dimスケール・コンディミスケール

今日は、ディミニッシュト・スケール(以降dimスケール)と、コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール(以降コンディミ)という2つの音階について解説いたします。 dimスケール まずはこちらです。英語の発音の都合上「ディミニッシュド・スケール…

フラメンコ 後編

フラメンコ 後編です。 前編「フラメンコ 前編」ではフラメンコの歴史や音階について勉強しました。後編では補足説明と、あとリズムについて解説いたします。 コード進行 フラメンコはどちらかと言うと旋律・テクニック重視の音楽なので、難しいコード進行は…

フラメンコ 前編

今日のテーマは、スペインのフラメンコです。 お隣のフランスやドイツやオーストリアやイタリアの音楽ってお互いに似たり寄ったりで判別が難しいのですが、フラメンコは誰でも分かりますよね。 と言うわけで、今回はその辺の理由や秘密も含めて解説します。 …

トータル・セリエリズム

今日のテーマはトータル・セリエリズム(総音列技法)です。十二音技法がさらに進化した形なのですが、考え方としてはそれほど難しくありません。十二音技法についてよく知らないのにいきなりこちらのページにたどり着いてしまった方は、こちら「12音技法に…

ホールトーンスケールの使い方

今日のテーマはホールトーン・スケールです。どんなものか早速見てみましょう。 全ての音程が全音で出来ていて、半音が一つも含まれないのが特徴です。「whole tone」とは全音のことです。日本語では「全音音階」と呼ばれます。全音階と似ているので間違えな…

偶然性の音楽(不確定性の音楽)

今日のテーマは偶然性の音楽(不確定性の音楽)です。 2つの言葉の違いはけっこう難しいのですが…、作曲・演奏の際にサイコロなどを用いることによって次の音を決定させるため、作曲者本人の意思ではドレミや音の長さを決められないものを偶然性の音楽。 一…

三味線 後編

三味線 後編です。 前編(三味線 前編)では津軽三味線について勉強しました。後編では他のジャンル(本当はこちらが正統なのですが…)について見てみましょう。 唄と語り 三味線の2大ジャンルと言えば、唄と語りです。 唄は、長唄・地唄・端唄・小唄など。…

三味線 前編

今日のテーマは三味線です。 三味線ってどんなイメージでしょうか。日本の伝統楽器? 筝や尺八との合奏? 着物を着た兄弟がベンベンと派手に弾きまくる? 人それぞれ色々あるとは思いますが、まずはその辺から説明いたしましょう。 三味線=ギター 三味線が…

ノンダイアトニックコードを使う 後編

ノンダイアトニックコードを使う 後編です。前編はこちら(ノンダイアトニックコードを使う 前編) 前編ではドミナントの連結について学びました。後編ではそれ以外のパターンについて色々見てみましょう。 モーダルインターチェンジ またまた訳の分からない…

ノンダイアトニックコードを使う 前編

今日のテーマはノンダイアトニックコードです。 ダイアトニックコードとは、簡単に言えば#も♭も使わない和音という意味です。例えばハ長調だったら白鍵だけを使用して作った和音ということです。 こういうやつ。 今回解説するのは「ノン」ダイアトニックコ…

クセナキスの作曲法

今回紹介するのは、ヤニス・クセナキスの作曲法です。 クセナキスはギリシア人の現代音楽作曲家です。大学では建築と数学を学んだという異色の経歴の持ち主で、数学や物理の理論を作曲に応用したことで有名です。 形式化された音楽 (単行本) [ ヤニス・ク…

アフリカ音楽 後編

アフリカ音楽 後編です。 前編(アフリカ音楽 前編)ではリズムについて学びました。後編ではメロディとハーモニーについて何となく見てまいりましょう。 メロディ まず音階ですが、西洋音楽で言うところの長音階に近いもの、短音階に近いもの、ドリアンスケ…

アフリカ音楽 前編

今日のテーマはアフリカ音楽です。 当然ながらアフリカというのは非常に広大ですので、「アフリカ音楽」と一括りにしてしまうのは、日本も中国も東南アジアもインドもペルシアもアラブも全部一括りにして「アジア音楽」と言ってしまうようなものです。さらに…

雅楽 後編

雅楽 後編です。 前編では雅楽の各楽器の紹介と、それらの役割について解説しました。後編ではキーや移調、あと多少補足説明をしようと思います。 雅楽の調子 雅楽には壱越調・平調・双調・黄鐘調・盤渉調・太食調という6つの調があります。ではここで各調子…

雅楽 前編

今日のテーマは雅楽です。神社でよく演奏されるアレですね。 もちろん私は雅楽の専門家ではないので、そこまで深く理解しているわけではありませんが、頑張って解説していこうと思います。 東洋の不思議な音楽 まず雅楽とは次のような音楽です。 www.youtube…

ドレミはCDE

「ドレミファソラシド」とは何語でしょうか。 答えは、イタリア語(正確にはラテン語)です。 グレゴリオ聖歌に「聖ヨハネ賛歌」という曲がありまして、その曲は各フレーズの最初の音がド・レ・ミ…と一音ずつ上がっていく、という面白い特徴がありました。(…

12音技法について

現代音楽の中でも割と理解しやすい部分が12音技法です。理論が明快なので、適当に音符を置いていけば初心者でもそれっぽい曲ができてしまいます。 というわけで、今回は12音技法についてざっくり見ていきましょう。 まず歴史的なことを説明すると、12音技法…

対位法 後編

対位法、後編です。 前編では基本的な理論について学びました。後編では細かいテクニックや知識について学んでいきましょう。 まずは教会旋法です。教会旋法とは、中世ヨーロッパで使われていた音階のことです。簡単に言うとピアノの白鍵だけを使って作られ…

対位法 前編

対位法とは、ルネサンス期からバロック初期にかけて確立された音楽理論です。 簡単に言うと、普通はメロディに対して和音で伴奏をつけると思いますが、それに対して伴奏部分もメロディにしてしまうのが対位法です。もっとざっくり言うと、カエルの歌を思い浮…

コード進行の規則 後編

コード進行の規則 後編です。前編はこちら(コード進行の規則 前編) 前編では、音階上の7つ(使うのは6つ)の和音の役割について説明しました。今回は、もう一歩踏み込んでノンダイアトニックコードについて解説いたします。 ダイアトニックとは簡単に言…

コード進行の規則 前編

「コードはもう完璧に覚えたぜ! でも作曲する上で、これをどう並べたらいいかが分からないんだよなぁ…」 そんなあなたにお届けするのが今日のテーマ「コード進行の規則」です。 「やべ、俺コードまだイマイチ分からないんだよなぁ…」という君は、こちら(コ…

和声法 後編

和声法 後編です。前編はこちら(和声法 前編) 前編では和声の基本的な考え方を学びました。しかし私が和声を勉強していたときにず~っと分からなかったのは、この単なる和音の繋がりをどうやって実際の作曲に活かせばいいのだろうか、ということです。 実…

和声法 前編

今回は和声法のお勉強です。 和声って何? と言うと、つまりコード進行論のことです。もうちょっと突っ込んで言うと、コード進行論はあくまでどの和音からどの和音に行けるか、というマクロな視点であるのに対し、和声法はもうちょっとミクロな視点で、Cのコ…

短音階

続いては短音階です。早速見てみましょう。 短音階の特徴は、2番目の音から3番目の音に行くときと、5番目の音から6番目の音に行くときに半音だけ上がることです。長音階は3番目から4番目と7番目から8番目だったので、ちょっと違いますね。 暗く寂しい感じの…

長音階

今日のテーマは長音階です。 簡単に言えばドレミファソラシドのことですね。早速見てみましょう。 はい、音楽をやったことがない人でも誰でも知っているドレミファソラシドです。ピアノの鍵盤の白い部分を順番に弾いていけば簡単に出来上がりますね。 しかし…

ダイアトニックコード(メジャー)

今日のテーマはダイアトニックコード(メジャー)です。 ダイアトニックコードというのは簡単に言うと、#も♭も使わずに作ることができる和音のことで、つまり今回は「ある長音階上で#も♭も使わずに作ることができる和音について解説する」ということです。…

ダイアトニックコード(マイナー)

では続いて短調のダイアトニックコードについて解説します。 いきなりこのページにたどり着いてしまった方は、こちら「ダイアトニックコード(メジャー)」を読んでからもう一度来てください。 Ⅴ以外は一緒 長調バージョンがちゃんと理解できていれば、短調…

そもそもコードって何?

コードとは、和音をアルファベットと数字で簡略化して表したものです。 和音とは、2つ以上(大抵は3つか4つ)の音を同時に鳴らしたものです。 ほとんどの音楽は、歌だけでは成立しません。伴奏が必要です。では伴奏とはどのように演奏されるのかと言うと、だ…