音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

和音

2度堆積和音とクラスター

今日のテーマは、2度堆積の和音とクラスターです。 我々が通常よく見る和音は3度堆積。それ以外にも4度堆積・5度堆積など色々ありますが、2度はかなり珍しい部類です。 レア和音なのでなかなか説明することも少ないのですが、頑張って解説していこうと思いま…

ポリコードとUST

今日のテーマは、ポリコードとアッパーストラクチャートライアド(以下UST)です。 どちらも簡単に言えば、コードの上にもう一つコードを乗せたものを指します。分数コード「分数コード」とはちょっと違いますから、初心者の方は間違えないようにしましょう …

4度・5度堆積の和音

普段ポップスなどで我々が耳にする和音は、音が3度ずつ積み重なったものです。 sus4のような一時変化和音を除けば100%そうであると言っても過言ではないでしょう。 ではそれ以外の和音は存在しないのかと言われれば、勿論そんなことはありません。 4度だろ…

分数コード

今日のテーマは、分数コードです。 和音を弾く際、本来弾くべきベース音とは違う音を指定される場合があります。 そのとき、コードネーム上ではスラッシュを書いてその横に指定のベース音を書き記しておくのですが、その形が数学の分数のように見えるので、…

Ⅳ諸和音

今日はⅣの和音の変形についていくつか勉強しましょう。 ただ、私はあまりこの辺の和音が好みではないので、普段ほとんど使いませんw よって本などに書いてあることを何となく紹介するだけになりますのでご了承ください。 ドリアのⅣ まずは「ドリアのⅣ」です…

減七の和音(dimコード)

今日のテーマは、減七の和音です。コードで言うとdimのことです。 dimは不思議な形をしているので、作曲する上でどう扱えばいいのか困っている人もいるかもしれません。しかし正体が分かってしまえばそれほど難しい和音ではありませんよ。 dimの正体 まずは…

第三転回形の和音

今日のテーマは、第三転回形の和音です。 コードで言うとG/FとかC/B♭とか、そういうやつですね。三和音の形では存在しませんが、7th以上の音がくっつくことによって定義することができます。 第三転回形の和音で注意しなければいけないのは、ベース音が限定…

第二転回形の和音(sus4コード)

続きまして、第二転回形の和音です。 第二転回形とは「ドミソ」のソの音がルートになった形のことです。コードで言うとC/GとかF/Cとか、そういうやつです。 第一転回は、単にルートがドからミに変わっただけ、と解釈することが可能です。しかしこの第二転回…

第一転回形の和音

今日のテーマは、第一転回形の和音についてです。 和音には、第一転回・第二転回・第三転回という3つの転回形があります。ドミソという基本的な配置に対して、一番下のドの音を上に持ってきてミが低音になった形が第一転回。そこからさらにミも上に行ってソ…

コードの構成音 クイズ

では、今まで学習した知識を使ってコードの構成音当てクイズに挑戦してみましょう。 いきなりこのページにアクセスしてしまって「今までの学習って何のこと?」と思った方は、こちらをご覧下さい。 www.mie238f.com さて、以下のコードが問題文です。構成音…

コードの覚え方 後編

コードの覚え方、後編です。 前編「コードの覚え方 前編」では、先頭のアルファベット、及びメジャーとマイナーの意味について勉強しました。 今回は数字です。 コードにくっ付く数字は主に追加音。 たまに、3度や5度の音を変化させる役割があります。 7度 …

コードの覚え方 前編

今日のテーマはコードネーム(通称コード)です。 (英語圏では「コードシンボル」という言い方もするようです。) ポピュラー音楽を演奏する上で避けて通ることはできませんが、構成音がなかなか覚えられない方も多いのではないかと思います。 ピアノやキー…

和声で扱う和音

こちらでは和声学で扱う特殊な和音を紹介いたします。 細かい和音も含めるとかなりの量になってしまうので全部は紹介しきれませんが、順番にご覧下さい。 www.mie238f.com www.mie238f.com www.mie238f.com www.mie238f.com www.mie238f.com www.mie238f.com…

ナポリのⅡ(ナポリの6)

今回紹介する和音は「ナポリのⅡ」です。 あまり詳しく調べていませんが、多分これは日本だけでの名称ではないかと思います。英語ではナポリタン・シックス(ナポリの6)と言うらしいです。 私も小さい頃によく遊んだものですよ。元ネタはジャッキー・チェン…

増六の和音

次に紹介する和音は「増六の和音」です。 これはドッペル・ドミナントの一種で、ドッペル・ドミナントの第5音を半音下げることによって作られます。 つまりキーがCのときのD7ですね。D7のラの音を半音下げた形なのですが、そのままではファ♯とラ♭がぶつかっ…

循環・逆循環

今日は「循環コード」「逆循環コード」と呼ばれるコード進行について解説します。 理論的には極めて単純なコード進行なのですが、特に逆循環はなぜか人間の心にグッと来る進行で、古今東西様々な名曲に使われています。 このコード進行を使うだけで何となく…