音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

ドリア旋法

2020年7月10日 私が以前書いたこちら「アフリカ音楽 前編」の記事がバズりました。 はてなブックマークしてくださった皆様、読者登録してくださった皆様、コメントくださった皆様、ありがとうございます。 一気に通知が来ると古いものはどんどん消えてしまう…

中心軸システム

今日のテーマは中心軸システムです。 バルトークの曲によく使われている技法なのですが、本人が「私はこのような技法を使って作曲している!」と言ったわけではなく、エルネ・レンドヴァイという理論家がバルトークの音楽を研究していて発見した法則らしいで…

プレゼント(JITTERIN'JINN)

今回解説する曲は、ジッタリンジンの「プレゼント」です。早速聞いてみましょう。 ジッタリン・ジン / プレゼント ( Jitterin’ Jinn / Present )【MV】 この曲を聞くと、若者は「何でこんなにプレゼント貰ってるんだよw しかも本命じゃないのにw」という野暮…

2度堆積和音とクラスター

今日のテーマは、2度堆積の和音とクラスターです。 我々が通常よく見る和音は3度堆積。それ以外にも4度堆積・5度堆積など色々ありますが、2度はかなり珍しい部類です。 レア和音なのでなかなか説明することも少ないのですが、頑張って解説していこうと思いま…

音楽理論は必要なのか

たまにはこんな荒れそうなテーマに挑戦してみましょう。 芸術の弱点(?)は、作品の良し悪しを点数などで明確に決められないところです。 私の絵とピカソの絵を比べたらピカソの圧勝に決まっていますが、それを万人が納得するように数値化することは出来ま…

テンション

テンションとは、コードに付く9以上の数字のことです。 「緊張」という意味なのですが、これを含んだコードはサウンドが複雑になって緊張感が増すのでそう呼ばれます。 7度 では始めましょう。 冒頭でお伝えしたように、テンションとは本来は9th以上の数字…

テトラコルド

本日はテトラコルドについて解説いたします。 テトラコルド(テトラコード)とは、その名の通り4つの音(弦)を一つのまとまりとする考え方のことで、一般的には音階をさらに細分化した単位として使われます。 オクターブを分割 では実際に見てみましょう。 …

キーボードの音色

今日はキーボードの様々な音色を紹介いたします。 ピアノの音を使う場合についてはだいたいこちら「ピアノでコードを弾く(ソロ)前編」で解説していますので、詳しく知りたい方はご覧下さい。 その前に、この「音色」という言葉は「ねいろ」と読むべきか「…

おジャ魔女カーニバル!!(MAHO堂)

今回解説する曲は、おジャ魔女どれみの初代オープニング曲「おジャ魔女カーニバル!!」です。 作曲者は80年代後半から90年代前半にかけて鬼のように名曲を生み出した池毅(いけたけし)先生です。 早速聞いてみましょう。 (歌詞)おジャ魔女どれみOP「お…

通奏低音

今日のテーマは通奏低音です。 名前だけを見ると、ドローンや保続音のような音を連想してしまいますね。そのため通奏低音という言葉を「常に底流としてある考えや主張のたとえ」という意味で使う人もいますが、これは誤用です。 通奏低音とは、低音部のパー…

メロディにコードを付ける

今回はメロディにコードを付ける方法について解説いたします。 これをマスターしていると、オリジナル曲にメロディを付けるだけではなく、既存の曲のコードを付け直すこと(リハーモニゼイション)も出来るようになります。 ただし、コツを掴むまで多少訓練…

リディアン・クロマティック・コンセプト 後編

リディアン・クロマティック・コンセプト後編です。 前編「リディアン・クロマティック・コンセプト 前編」ではLCCの基本的な考え方について学びました。後編ではアドリブからは一旦離れて、より広い考え方を勉強しましょう。 コードや調の距離 5度圏上の距…

リディアン・クロマティック・コンセプト 前編

今日のテーマはリディアン・クロマティック・コンセプトです。「リディクロ」「LCC」などと呼ばれることもあります。 ジョージ・ラッセルというアメリカ人が考えたものです。 [書籍] ジョージ・ラッセル リディアン・クロマティック・コンセプト【送料無料】…

移調楽器 後編

移調楽器 後編です。 前編「移調楽器 前編」では移調楽器の基本的な考え方について学びました。 後編では補足説明を中心に解説していきたいと思います。 金管楽器 金管楽器はほとんどが移調楽器です。実音表記する楽器を探すほうが大変なくらい。 なので、下…

移調楽器 前編

今日のテーマは移調楽器です。 移調楽器とは、簡単に言えば譜面に書かれた通りの音が出ない楽器のことです。例えばトランペットは、楽譜に「ド」と書かれていても、いざ吹くと2度下のシ♭の音が出てしまいます。 今回はそんな面倒…いえ、個性的な楽器について…

古代ギリシア音楽 後編

古代ギリシア音楽 後編です。 前編「古代ギリシア音楽 前編」では古代ギリシア人の考え方やテトラコルドについて学びました。後編では、テトラコルドを使って音階や旋法を作ってみましょう。 大完全音階 前編で、キタラの弦は最終的に15本になったと言いまし…

古代ギリシア音楽 前編

今日は古代ギリシアの音楽理論について見てみましょう。 紀元前の話だからと言って侮るなかれ。この時代の理論が中世に伝わってグレゴリオ聖歌と融合し、それがクラシック音楽の元になり、クラシックは全てのポピュラー音楽の元になりました。 つまり、我々…

M(プリンセス プリンセス)

今回解説する曲は、プリンセスプリンセスの「M」です。様々なアーティストにカバーされているので、若い方でも一度くらいは聞いたことありますよね。 私はてっきりシングル曲かと思っていたのですが、実は元々はアルバムの曲だそうです。 とりあえず曲を聞い…

ポリコードとUST

今日のテーマは、ポリコードとアッパーストラクチャートライアド(以降UST)です。 どちらも簡単に言えば、コードの上にもう一つコードを乗せたものを指します。分数コード「分数コード」とはちょっと違いますから、初心者の方は間違えないようにしましょう …

バンドでキーボードを弾く! 後編

バンドでキーボードを弾く! 後編です。 前編「バンドでキーボードを弾く! 前編」では基本的な考え方や役割について勉強しました。後編ではもう少し細かい部分を具体的に見ていきましょう。 音の省略 メロディ楽器がギター・ベース・キーボードという編成の…

バンドでキーボードを弾く! 前編

今回は、バンド内でのキーボードの役割や、どんな弾き方をすべきか等、色々と語ってみようと思います。 私はピアノ弾きですが、やはり自分のポジションは理屈より感覚で理解していることが多いので、ピアノやキーボードについて語るのが一番難しいですw また…

曲のキーを判別する

今日は、楽譜を見て曲のキーを調べる方法を勉強しましょう。 キーとは調のことです。調とは、正確に定義しようとするとけっこう面倒なのですが、簡単に言えば使われている音階のことです。 つまり、楽譜を見ながら「あ、ドが使われているな。レも使われてい…

ガムラン 後編

ガムラン音楽 後編です。 前編「ガムラン 前編」ではガムランで使われる音階や、メロディを担当する楽器を紹介いたしました。後編ではリズム楽器について学びましょう。 ゴング ガムランでリズムを奏でるのは、ゴング類の楽器です。前編で紹介したレヨンやボ…

ガムラン 前編

今回紹介するのはガムラン音楽です。 フィリピンやマレーシアにも類似の音楽が存在しますが、我々がイメージする「ガムラン」とは、インドネシアのジャワ島・バリ島に伝わるものです。 インドネシアって、島が沢山ありますよね。なんと1万以上もの島から成る…

dimスケール・コンディミスケール

今日は、ディミニッシュト・スケール(以下dimスケール)と、コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール(以下コンディミ)という2つの音階について解説いたします。 dimスケール まずはこちらです。 英語の発音の都合上「ディミニッシュド・スケー…

フラメンコ 後編

フラメンコ 後編です。 前編「フラメンコ 前編」ではフラメンコの歴史や音階について勉強しました。後編では補足説明と、あとリズムについて解説いたします。 コード進行 フラメンコはどちらかと言うと旋律・テクニック重視の音楽なので、難しいコード進行は…

フラメンコ 前編

今日のテーマは、スペインのフラメンコです。 お隣のフランスやドイツやオーストリアやイタリアの音楽ってお互いに似たり寄ったりで判別が難しいのですが、フラメンコは誰でも分かりますよね。 と言うわけで、今回はその辺の理由や秘密も含めて解説します。 …

ピアノでコードを弾く(ソロ)後編

ピアノでコードを弾く(ソロ)後編です。 前編「ピアノでコードを弾く(ソロ)前編」では基本的な理屈や連結方法について学びました。後編では具体的なパターンを色々と紹介したいと思います。 リズムが大事 いくらコードの知識があっても、下譜例のような演…

ピアノでコードを弾く(ソロ)前編

ピアノでコードを弾く(ソロ)前編です。 なぜ「ソロ」という言葉が入っているのかと言うと、ピアノ(キーボード)は編成によって弾き方が色々変わるからです。ベースがいる・いない、ギターがいる・いない、バイオリンやサックス等がいる・いない。少なくと…

トータル・セリエリズム

今日のテーマはトータル・セリエリズム(総音列技法)です。十二音技法がさらに進化した形なのですが、考え方としてはそれほど難しくありません。十二音技法についてよく知らないのにいきなりこちらのページにたどり着いてしまった方は、こちら「12音技法に…