では、今まで学習した知識を使ってコードの構成音当てクイズに挑戦してみましょう。
いきなりこのページにアクセスしてしまって「今までの学習って何のこと?」と思った方は、こちらをご覧下さい。
さて、以下のコードが問題文です。構成音が分かったらそのコードをクリックしましょう。クリックすると解答にジャンプします。
D , Dm
基本問題です。
DとDmなので、どちらもルートはレですね。
Dはルートの4つ上の音と7つ上の音が構成音になるので、答えはレ ファ# ラです。
一方Dmは、ルートの3つ上の音と7つ上の音が構成音になるので、答えはレ ファ ラですね。
A♭ , A♭m
先程と同様に考えていきましょう。
A♭ということは、ラの音に♭が付くわけですから、ルートはラ♭です。
そこにルートの4つ上の音と7つ上の音を足せばいいので、答えはラ♭ ド ミ♭です。
一方A♭mは、ルートに対して3つ上の音と7つ上の音を足すだけですから、答えはラ♭ シ(ド♭) ミ♭ですね。
Bm7
セブンスがくっつきました。しかし慌てずゆっくり解読していきましょう。
まずBmの部分ですが、先程と同じように考えて、シ レ ファ#です。
そこに7の音が加わるのですが、7の音はルートから数えて10番目の音なので、この場合はラです。
よって答えはシ レ ファ# ラとなります。
GM7
M7は長7度の音ですよね。
通常であればGのセブンスはファの音ですが、それを半音上げるのでファ#。
つまり答えはソ シ レ ファ#となります。
C6
6の音は、ルートから数えて9番目の音です。
この場合のルートはドなので、つまりラの音を追加しなさいという意味です。
答えは、ド ミ ソ ラです。
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Aadd9
addは「加える」という意味です。サッカーのロスタイムのことを、今はアディッショナルタイムと言いますよね。そのaddです。
「9の音を追加しなさい」という意味なので、ラ ド# ミ シです。
G7(9)
Gのコードに対して7の音と9の音を両方加えなさい、という意味です。
7の音はファ。9の音はラ。
よって答えはソ シ レ ファ ラです。
Am7(11)
Amのコードに対して7の音と11の音を両方追加します。
7の音はソ。11の音はレ。
よって答えはラ ド ミ ソ レです。
E7(13)
毎回同じ説明で疲れてきましたが、Eのコードに対して7の音と13の音を追加しなさい、という意味です。
7の音はレ。13の音はド#です。
よって答えはミ ソ# シ レ ド#です。
F7(#9 , ♭13)
なんじゃこりゃw
Fの和音に対して、7の音と#9の音と♭13の音を追加しなさい、という意味ですね。
7の音はミ♭。
9の音はソですが、#9と書いてあるのでそれを半音上げてソ#(ラ♭)。
13の音はレですが、♭13なのでそれを半音下げてレ♭。
よって答えはファ ラ ド ミ♭ ラ♭ レ♭です。
ジャズでは単にF7と書いてあっても、勝手にこのような和音を弾きます。
C#sus4
新しいプログラミング言語の名前ではありませんよ。
sus4は、第3音を半音上げなさいという意味です。
C#のコードはド# ファ(ミ#) ソ#なので、真ん中の音を半音上げて、答えはド# ファ# ソ#です。
Em7(♭5)
Emのコードに7の音を追加し、さらに5度の音を半音下げなさい、という意味です。
7の音はレ。5度の音はシなので、それを半音下げてシ♭。
よって答えはミ ソ シ♭ レです。
Bdim
特殊コードです。
ルートから順番に鍵盤3つ分ずつ上げていった音が構成音になるのですが、先程やったm7(♭5)のコードの、7度の音が半音下がった形であると覚えても問題ありません。
答えは、シ レ ファ ラ♭です。
G/B , Dm7/G
最後に分数コードです。これをマスターすればコードは全クリです。
分数コードは、最低音が変化する形でしたね。
分母が低音部を表し、分子がコードを表します。ピアニストの方は、分母を左手で弾き、分子を右手で弾きます。
バンドの場合は、ベースが分母を弾いて、ギターが分子を弾きます。
キーボードは状況によるので一概には言えないのですが、基本的には分子です。
では解答。
G/Bは、コードがソ シ レ。低音部がシです。
Dm7/Gは、コードがレ ファ ラ ド。低音部がソです。
全問正解できましたか?