音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

音程 前編

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今日のテーマは、音程です。

「音程が外れている」のような使い方をされるので、一般的にはピッチのことだと思われていますが、実は「2音間の隔たり」のことです。

つまり「音程がズレている」「音程が悪い」という言葉は、「ド~」と歌ったときに、それが本来求められている(ピアノか何かの)ドとは隔たりがある、という意味です。

或いは「ド→レ」とか「ド→ミ」などと歌ったときに、目的の音まで上がりきれていない、もしくは上がりすぎている場合に「音程がズレている」というのが正解です。

 

では解説に入りましょう。

ポイントとしては、同じ音を1度とカウントして、そこから1音ずつ遠くなるごとに度数が1度ずつ増えていきます。

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ピアノの鍵盤で見てみましょう。

上の図は、ドを出発点としたときの各音との音程です。つまり、「ド→ド」が1度、「ド→レ」が2度、「ド→ミ」が3度といった具合で、度数がどんどん増えていきます。

ド以外の音を出発点としたときも考え方は同じで、例えばレが出発点であれば「レ→レ」は1度、「レ→ミ」は2度、「レ→ファ」は3度となります。「同じ音が1度」というフェイントさえクリアしてしまえば、全く難しくありません。

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え、なぜ同じ音は0度ではなく1度なのか?

う~む…難しい質問ですね。答えとしてよく言われるのは「当時のヨーロッパには0の概念がなかった」というものです。つまり、ご存知のように0はインドで発見されたわけですが、それがヨーロッパに伝わる前に音程の理論が作られてしまった。一度定着してしまったものを今更変更するわけにもいかないので、それが今日でもず~っと続いている、というわけです。

 

長・短

では次に進みましょう。話を一歩発展させて、ピアノの黒鍵部分の音程はどう表せばいいのかを考えてみます。

例えば「ド→ミ♭」の場合、通常の3度よりも隔たりが半音分短くなっていますね。通常より短いので、この音程を「短3度」と呼びます。

それに対して、先程紹介した通常の3度(ド→ミ)のことを「長3度」と言います。

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「レ→ファ」や「ラ→ド」なども短3度、「レ→ファ♯」「ラ→ド♯」ならば長3度ということになりますね。

同様に、例えば「ミ→ド」ならば短6度、「ミ→ド♯」ならば長6度となります。

 

…え、「ド→ミ」も「レ→ファ」も鍵盤2つ分離れているんだから、同じ長3度だろって?

いえいえ、こういうときは必ず黒鍵も含めて考えてください。「ド→ミ」は黒鍵も含めると4つ分離れていますが、「レ→ファ」は3つ分ですよね。これは「ド→ミ♭」のときと同じ大きさの隔たりです。だから短3度なのです。

 

増・減

では話をさらにもう一歩発展させてみましょう。

長3度よりも半音広い音程、例えば「ド→ミ♯」のような音程を表す場合には何と言えばいいでしょうか。

いきなり答えを言ってしまいますが、これは「増3度」と言います。

同様に、短3度よりも半音狭い音程、例えば「ド→ミのダブルフラット」のような音程は「減3度」と言います。

 

…え、減3度と長2度は一緒じゃないのかって?

おぉ、鋭いですね。確かに平均律で言えば同じ音程です。理論上の産物だと言われても仕方ないですね。

しかし全く意味がないわけではありません。例えば、増2度と短3度は同じ音程ですよね。実は増音程は歌いにくいので音楽理論上禁止されています。だから「ド→レ♯」のようなメロディを書いてしまうと、音楽ポリスがやって来て「むむっ、お主、増音程だな!」と言われてしまいます。

しかしそんなとき、この性質を利用して「いえ、私はレ♯ではありません。ミ♭です!」と言えば、「むむっ、ならば行ってよい!」と見逃してもらえるのです。

一応、こういうテクニックがあることも頭の片隅に入れておきましょう。

 

重増・重減

では、話をさらにさらに発展させてみましょう。

増音程よりも広い音程、例えば「ド→ミのダブルシャープ」のような音程を表す場合は何と呼べばいいでしょうか。

今回もいきなり答えを言ってしまいますが、これは「重増3度」と言います。

同様に「ド♯→ミのダブルフラット」のような音程のことを「重減3度」と言います。まぁこのへんになってくると一生使うことはないので覚える必要はありませんが。

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はい、今まで登場した音程を一旦まとめると上のようになります。規則性さえ覚えてしまえば、それほど難しいものではありませんね。

 

ちょっと長くなってしまったので、続きは後編で。

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