音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

初めて見るコードでも押さえ方が分かる!

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タイトルそのままのことを解説します。

メジャー、マイナー、セブンスなど、基本的なコードを覚えてしまえばだいたいの曲は弾けるのですが、中には特殊なコードを使った曲もあります。

運良くコード表にそのコードの押さえ方が載っていればいいのですが、コードの種類は無限と言っても過言ではないほど存在するので、全てが載っているわけではありません。

 

ではどうすればいいのか。

コード表などいちいち見なくても、自分で押さえ方を発見できるようになってしまいましょう。

なお今回の解説は、ギターの指板上でドレミの位置が分かっていることと、コードの構成音が分かっていることを前提にお話します。それらが分からない方は、以下のリンクで勉強してからもう一度来てください。

ギターでドレミを弾く 前編

コードの覚え方 前編

 

Csus4

まずはウォーミングアップ代わりにこのコードを考えてみましょう。Csus4というコードは、Cに含まれるミの音がファに変化した形ですね。

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難しいコードではないので押さえ方を既に知っている方がほとんどだとは思いますが、敢えて一から考えてみましょう。

ミの音がファに変化している。つまり半音上がっているので、Cのコードを押さえたときにミの音が鳴っている弦を、1フレット上げればいいということです。

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4弦と1弦でミの音が鳴っていますね。ファの音はミの1フレット先にあるので、4弦の2フレットを3フレットに。1弦の開放弦を1フレットに変えてあげればCsus4のコードが出来上がります。

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これで完成です。(6弦はミュートしてくださいね)

全てのコードはこのような理屈によって押さえ方が決まっているのです。

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G7

もう一問、ウォーミングアップをやってみましょう。G7の構成音は分かりますか?

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Gのコードに、7thの音であるファがくっついた形ですね。まずはGのコードの押さえ方を思い出してみましょう。

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ここにファの音を加えるわけですが、一体何弦の何フレットがファの音でしょうか。

4弦の3フレットがファですね。では次のような押さえ方はいかがでしょうか。

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う~む、これは少々押さえにくいですね。しかも「ソシレファ」のレの音が消えてしまっています。レの音はG7の中では一番の脇役なので、別に無くても問題はないのですが、もう少し簡単な押さえ方はないものでしょうか。

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よし、これならどうだ。

1弦の1フレットがファなので、そこを押さえることにしましょう。これならソシレファの全ての音が含まれているし、何より簡単に押さえることができます。

というわけで、このフォームがG7の一般的な押さえ方となります。

 

E7(#9)

ここからが本題です。ギターで困るのはこういうコードが突然現れたときです。しかし理屈が分かっていれば全く怖くありません。今までの知識を利用して、このコードの押さえ方を考えてみましょう。

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構成音はこのようになっています。E7のコードに、#9thの音であるソが加わった形ですね。

今回も、まずはE7の形を思い出してみましょう。

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ここに上手くソの音を入れることができればいいわけです。

 

3弦を開放弦にしてしまうのはどうでしょうか。

いえ、それはいけません。3弦を開放弦にするとソ#の音が消えてしまいます。先程のG7のレの音は脇役なので別に消えても構わないのですが、E7のソ#はかなり重要な役なので外すことができません。もし3弦を開放弦にしてしまうと、これはただのEm7になってしまいます。

 

では、このような押さえ方はどうでしょうか。

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はい、これなら問題ありません。これなら「ミ ソ# シ レ ソ」の全ての音が含まれています。

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「先程の押さえ方だとちょっと小指が辛いなぁ…」という場合は、上のような押さえ方でもいいですね。ちなみにこの場合、1弦はミュートしたほうが綺麗かもしれません。

コードの押さえ方は一種類ではありませんから、自分にとって一番やりやすいものを発明しましょう。

 

C/G

分数コードの場合はどうなるでしょうか。

分数コードとは、ルート音を指定されたコードです。つまりこの場合、コードはCのままで、最低音をG音(ソ)にしなさいと言われているわけです。

一番低い音をソにするためには…簡単ですね。

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このように、6弦3フレットを新たに押さえることで最低音をソにすることができます。

ちなみにベーシストがいる場合は、ベースが最低音を担当してくれるので、ギターは普段通りのCで構いません。

分数コードについて詳しく知りたい方は、こちら「分数コード」も合わせてご覧ください。

 

Cdim

では最後にこのコードを考えてみましょう。構成音は、次のようになっています。

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さて、このコードの押さえ方ですが、今までのように「何かのコードを変化させる」というアプローチは通用しなさそうですね。というわけで、ゼロから自分で考えることになります。

3フレット目ぐらいまでの範囲で「ド ミ♭ ソ ♭ラ」のいずれかに該当するのは以下の場所ですね。

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4つの音を全てピックアップするのは難しいですが、例えば次のような押さえ方はいかがでしょうか。

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う~む、これは無理だ…(;´・ω・)

しかも2弦ミュートですからね…。

 

なかなか良い押さえ方がありませんね。実は、Cdimをギターで弾くのは大変なのです。ルートにこだわらなければ、次のような押さえ方が一応あります。

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これなら現実的ですね。(5弦、6弦はミュート)

もっと詳しく知りたい方は、こちら「dimコードの押さえ方」も合わせてご覧下さい。

 

さて、今回の解説はいかがでしたでしょうか。コードの構成音や、指板上のドレミの位置が分かっていると、初めて見るコードでも押さえ方が簡単に分かってしまいます。

コード表を見ずに次々と難しいコードを弾きこなしたら、周りのギタリストから尊敬の眼差しで見られるかもしれませんよw