音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

ジャズの歴史 後編

(作成中) ビバップ ちょっと時間を戻しましょう。 30年代の終わりから40年代始めにかけて、演奏の仕事を終えたジャズミュージシャン達が店に集まり、その場にいる少人数で即興演奏をするということがしばしば行われていました。 (ニューヨークの「ミント…

ジャズの歴史 前編

ジャズの始まりについてはかなりゴチャゴチャしています。 記録が乏しいこともあり、おそらく正確なことは誰にも分からないのではないかと思われますが、一応「19世紀末〜20世紀始めに、ニューオーリンズの売春街でクレオールが始めた音楽」ということになっ…

モーツァルトの交響曲第1番

今日のテーマは、モーツァルトの交響曲第1番です。 ベートーベンが交響曲第1番を書いたのは、29~30歳のときです。ではモーツァルトが書いたのは何歳のときでしょうか。 答えは、8歳です。 鬼かよ Σ(゚д゚lll)!!!! おそらく、作曲家として歴史上最大の天才…

12音技法について

現代音楽の中でも割と理解しやすい部分が12音技法です。理論が明快なので、適当に音符を置いていけば初心者でもそれっぽい曲ができてしまいます。 というわけで、今回は12音技法についてざっくり見ていきましょう。 まず歴史的なことを説明すると、12音技法…

対位法 後編

対位法、後編です。 前編では基本的な理論について学びました。後編では細かいテクニックや知識について学んでいきましょう。 まずは教会旋法です。教会旋法とは、中世ヨーロッパで使われていた音階のことです。簡単に言うとピアノの白鍵だけを使って作られ…

対位法 前編

対位法とは、ルネサンス期からバロック初期にかけて確立された音楽理論です。 簡単に言うと、普通はメロディに対して和音で伴奏をつけると思いますが、それに対して伴奏部分もメロディにしてしまうのが対位法です。もっとざっくり言うと、カエルの歌を思い浮…

ベートーベンの交響曲第五番 運命

「運命」という言葉ですっかり定着してしまった、ベートーベンの交響曲第五番。いきなりではありますが、このタイトルは忘れましょうw この運命というタイトル、一応海外でも通じるようです。例えば英語圏では(日本ほどではないにしても)Fateなどと呼ばれ…

なぜ連続5度は禁則なのか

和声学の一番の禁則と言っても過言ではないのが「連続5度」です。 もう「他はやってもいいからこれだけはやるな!」ぐらいのレベルで教わるのですが、その割には実際の作品にはけっこう登場するんですよね。 分かりやすい例で言うとドビュッシーの「沈める…

コード進行の規則 後編

コード進行の規則 後編です。前編はこちら(コード進行の規則 前編) 前編では、音階上の7つ(使うのは6つ)の和音の役割について説明しました。今回は、もう一歩踏み込んでノンダイアトニックコードについて解説いたします。 ダイアトニックとは簡単に言…

コード進行の規則 前編

「コードはもう完璧に覚えたぜ! でも作曲する上で、これをどう並べたらいいかが分からないんだよなぁ…」 そんなあなたにお届けするのが今日のテーマ「コード進行の規則」です。 「やべ、俺コードまだイマイチ分からないんだよなぁ…」という君は、こちら(コ…