ピアノでコードを弾く(ソロ)前編です。 なぜ「ソロ」という言葉が入っているのかと言うと、ピアノ(キーボード)は編成によって弾き方が色々変わるからです。ベースがいる・いない、ギターがいる・いない、バイオリンやサックス等がいる・いない。少なくと…
今日のテーマはトータル・セリエリズム(総音列技法)です。十二音技法がさらに進化した形なのですが、考え方としてはそれほど難しくありません。十二音技法についてよく知らないのにいきなりこちらのページにたどり着いてしまった方は、こちら「12音技法に…
今日のテーマはホールトーン・スケールです。どんなものか早速見てみましょう。 全ての音程が全音で出来ていて、半音が一つも含まれないのが特徴です。「whole tone」とは全音のことです。 日本語では「全音音階」と呼ばれます。全音階と似ているので間違え…
音律シリーズ 最終回 究極の音律とは、簡単に言えば「全ての音程が純正となり、且つ自由に転調できる」というものです。 ただし実際の楽器(特にピアノ)ではそんなことは出来ないので、人間の耳には分からない程度にピッチを上下させて、純正音程を少しずつ…
前回までのあらすじ 時は世紀末、地球は核の炎に包まれた。富・名声・力、この世の全てを手に入れた伝説の調律師は言った。「俺の調律法か? 欲しけりゃくれてやる。探せぇ!」 男達は、全ての調を純正で奏でられる調律法を目指し夢を追い続ける。この次も、…
続いては中全音律について見てみましょう。これは別名「ミーントーン」とも言われます。「mean」は「意味」ではなく「平均・真ん中」という意味ですね。 時代は、これも諸説あってよく分からないのですが、純正律と同時期か、直後ぐらい(16世紀前半頃)には…
続いては純正律について見てみましょう。 ピタゴラス音律では4度や5度音程は綺麗に響きます。単旋律、あるいは単純なオルガヌムを奏でるには適しているのですが、音楽の発展とともに徐々に3度音程も使われるようになると、ピタゴラス音律では合わなくなって…
昔々、古代ギリシアのピタゴラスが鍛冶屋の前を通りかかったとき、2人の鍛冶屋が振り下ろすハンマーの音が綺麗にハモるときとハモらないときがあることに気づきましたとさ。 色々と研究してみたところ、2つのハンマーの重さが「2:1」「3:2」「4:3」のよう…
今日のテーマは偶然性の音楽(不確定性の音楽)です。 2つの言葉の違いはけっこう難しいのですが…、作曲・演奏の際にサイコロなどを用いることによって次の音を決定させるため、作曲者本人の意思ではドレミや音の長さを決められないものを偶然性の音楽。 一…
今回解説する曲は、ディズニー映画「アラジン」の「A Whole New World」です。様々な言語のバージョンがありますが、とりあえず私は英語版が一番好きなのでそれをペタリ。 www.youtube.com お前ら、イチャイチャすんなw しかし素晴らしい曲ですね。作曲はデ…