音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

音程 前編

今日のテーマは、音程です。 「音程が外れている」のような使い方をされるので、一般的にはピッチのことだと思われていますが、実は「2音間の隔たり」のことです。英語では Interval(インターバル)と言います。 「音程が外れている」という言葉は、おそら…

ドレミはCDE

「ドレミファソラシド」とは何語でしょうか。 答えは、イタリア語(正確にはラテン語)です。 グレゴリオ聖歌に「聖ヨハネ賛歌」という曲がありまして、その曲は各フレーズの最初の音がド・レ・ミ…と一音ずつ上がっていく、という面白い特徴がありました。(…

音名と階名

今日のテーマは、音名と階名です。 おそらく音楽の授業で多くの方が混乱するポイントではないでしょうか。下手な数学の問題なんかより混乱するかもしれません。 結論から言うと、音名とは音の名前。階名とは順番の名前です。 はい、解説終わり! …と言いたい…

奏法記号 後編

奏法記号 後編です。前編はこちら(奏法記号 前編) 前編で紹介できなかった記号と、あとは何記号に分類されるのかよく分からないものについて解説していきます。 まずはフェルマータです。 目玉のようなマークで表します。音楽の教科書には「ほどよく伸ばす…

奏法記号 前編

今日のテーマは奏法記号です。 オタマジャクシだけでは表せない演奏上の細かいテクニックを指示するものですが、沢山ありすぎて全ては紹介できません。また、バンドで使う記号、特にギターで必要となる記号はドレミ楽譜出版社のバンドスコアを買うと巻末で詳…

楽典 おすすめの教科書

楽典を学ぶにあたってのオススメの教科書を紹介いたします。 和声を学ぶなら文句なしで音楽之友社から出版されている芸大和声なのですが、では楽典を学ぶときも同様に音楽之友社の黄色い本か…と言うと、そうでもない。 なぜなら、本編中(楽典)でも少し触れ…

発想記号(発想標語)

続いては発想記号を見てみましょう。 楽譜(五線譜)には「音の高さと長さ」という2つの情報しか含まれていないので、オタマジャクシを見ただけでは、その曲を元気よく弾くべきなのか落ち着いて弾くべきなのか分かりません。よって、その辺を具体的に言葉で…

反復記号

続いては反復記号について勉強しましょう。 曲中で全く同じものを繰り返して演奏するとき、同じものを2回書くのは面倒なので省略して書く方法がいくつかあります。それを反復記号と言うのですが、反復記号は音符に関するものと小節に関するものの2種類があり…

楽譜の読み方 後編

楽譜の読み方 後編です。 いきなりこのページにたどり着いてしまった方はこちら「楽譜の読み方 前編」を読んでからもう一度来てください。 16分音符 前編では四分音符を細分化させた八分音符まで勉強しましたね。今回はそれをもっと細分化させた16分音符を勉…

楽譜の読み方 前編

今日は楽譜(五線譜)の読み方について勉強します。楽譜が読めなくても音楽は一応出来ますが、読めないよりは読めたほうが何かと便利であることは間違いない。 楽譜とは文字のようなものです。文字が読み書きできなくても言語を話すことはできますが、読み書…