音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

アドリブの練習方法

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コードはだいたいマスターした初心者の方が次にぶつかる壁が、「アドリブが弾けない」ではないでしょうか。

確かに、好き勝手に弾けと言われても困ってしまいますよね。いきなりマイクを向けられて、「はい、何か喋って」と言われているようなものです。

 

では、いきなり「何か喋って!」と言われたら、貴方はどうしますか?

事前に原稿を用意したスピーチの場合、当たり前ですが内容がしっかりしています。テーマが決まっていて、起承転結が出来ていて、オチもバッチリです。

しかしいきなりの場合は何も決まっていないので、起承転結もオチも何もない。とりあえず自己紹介をするか、最近のニュースの話でもするか…、もしかしたら貴方には得意の鉄板ネタがあって、その話をすれば毎回大爆笑かもしれませんね。

 

はい、アドリブとはまさにそれです。

 

通常の作曲は推敲しながらメロディを作っていきますが、アドリブの場合そんな暇はありません。とりあえず当たり障りのない演奏をするか、自分の鉄板ネタをぶつけるか、その程度しかありません。同じ話の使い回しです。しかも起承転結もオチも何もありません。でもそれで構いません。

アドリブなのに、さも原稿があるかのように弾ける人はバケモノです。バッハとかモーツァルトとかベートーベンとか、或いはジャズの巨匠達はそういう人です。しかし我々は巨匠ではありません。ただの凡人です。だからそれでいいのです。

 

アドリブのやり方は簡単です。

自分の好きな曲を徹底的に聞き直しましょう。ギタリストであれば、好きなギターソロを徹底的に聞き直してください。

リズムやメロディを真似して、余裕が出てきたら少し変えてみましょう。キーを変えたり、音の上下を変えてみたり、難しいところを弾きやすいように変えたり。

それだけでもう立派なアドリブの完成です。

 

…と言われても困ってしまいますよねw

なので、もう少し具体的な例を出しつつ解説します。

 

アドリブが苦手な人の話を聞いていて思ったことが一つあります。

それは「この人達はリズムが苦手なのではないか」ということです。

「アドリブ やり方」などと検索すると、コードの知識やらスケールの種類やらメロディのアレンジ方法やら、音に関することばかりヒットしますが、肝心のリズムは全く出てきません。これでは初心者の方が余計混乱するのも当然です。

ロックにしてもジャズにしても、リズムの音楽です。ジャズには「音は間違ってもいいからリズムは間違うな」という格言があるそうです。ロックも然り。初心者の方は、リズムを意識して弾くとコツが掴めますよ。

 

スケールは一個だけ覚えましょう。ペンタトニックスケール、通称「ペンタ」です。

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まずはこれらの音を適当に行ったり来たりしてみましょう。ドレミソラ~、ソミレド~、レ~ミレド~ラド~。

適当に上下するだけで、何となく童謡や民謡っぽくなりませんか?

この「適当に弾いたら曲になる」という感覚を覚え込ませましょう。

 

次にリズムです。

初心者の方は、こんな演奏をしてしまいがちです。

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これでは全然カッコよくありません。

ウラを意識して、これぐらいのことはやりましょう。

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最後はブルーノートを入れてみました。ギターだったらこの音はチョーキングで出すとカッコイイですよ。

私はこのペンタとブルーノートを組みわせたスケールをよく使います。真面目に調べたことがないので、名前があるのかどうかは分かりませんが…。

重要なのは、この「ンチャ ンチャ」という感覚ですね。これをやるだけで、単純なメロディも一気にカッコよくなります。

格好良いリズムが思いつかない! という方は、自分の好きな曲から拝借しましょう。

例えばスモーク・オン・ザ・ウォーターが好きであれば…

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こんなふうに真似して弾いてみましょう。

繰り返しますが、アドリブはワンパターンでも人の真似でも全く構いません。初心者のうちは特にそうです。

普通のライブハウスのお客さんであれば、「あのギター、さっきから似たようなソロばっかり弾いてるなぁ…」なんて意地悪な聞き方をする人はまずいません。というか、ハッキリ言って、一般のお客さんはそこまで聞いていませんw

そんなことを気にするより、まずは確固たる自分の引き出しを一つ作るほうが大事です。

 

引き出しにはプレイヤーの色々なものが詰まっています。どんな曲を聞いてきたか、誰に憧れて音楽を始めたか、何に笑い、何に泣いてきたか。

一般的にはそれを「センス」と呼びますが、それを音にして相手にぶつけるのがアドリブです。とにかく自分の気持ちを相手にぶつけましょう。

話なんて下手でもいい。噛んでもいい。最初のうちはちょっとぐらいオドオドしててもいい。大事なのは、「俺はこういう人間なんだ!」と相手に知ってもらうことです。

 

機会があったら是非私にもぶつけて下さい。私もぶつけ返しますw