音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

対位法

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対位法とは、バロック時代に確立された音楽理論です。

簡単に言うと、普通はメロディに対して和音で伴奏をつけると思いますが、それに対して伴奏部分もメロディにしてしまうのが対位法です。

もっとざっくり言うと、カエルの歌のような輪唱を思い浮かべて頂ければ分かりやすいと思います。

 

では早速解説に入ろうと思います。

まず主旋律を考えましょう。ドレミレド~。うん、これでいいや。練習だし。

この主旋律に対してさらにメロディをぶつけていきます。しかし当然ながら何の音でもいいわけではありません。ダメな音を書き出していきましょう。

短2度 長2度 短7度 長7度。はい、これだけです。簡単です。つまり、ドとレとか、ドとシは汚いからやめなさいよ、と。ただそれだけのことです。

あとは細かい規則がいくつかあるだけですね。

基本は3度と6度でハモらせて、でもそれだけだとワンパターンになってしまうので適度に4度や5度も入れてね。2度7度はダメって言ったけど、掛留音とか使ってたまに入れると効果的だよ。

そんな感じですね。

 

対位法に限らず、音楽理論は全てこの程度のものです。この程度なのに、学ばないのってすごく勿体無いと思いませんか?

 

おっと、話を戻しましょう。さっき作った主旋律がずーっと放置されているw

ドレミレド~ですね。

最初のドの音から考えていきましょう。これに対して2度7度以外の音程でハモリを作っていけばいいのです。つまり候補はミ・ファ・ソ・ラ・ド

選択肢が5つもあるので初心者の方は迷ってしまうと思いますが、このへんは慣れていくしかありません。やっていくうちに引き出しが増えてきて、最終的には一瞬で作れるようになりますよ。

私の場合は、ドレミ~と上がっていく主旋律に対してハモリは下がっていこうと考えているので、最初のドは1度(下の楽譜では2オクターブ離れていますが…)から始めて、そこからドシラ~と作ってみようと思います。

 

次からが問題ですね。今まで上がってた主旋律が下がってくるので、ハモリパートがこのまま何も考えずにソ→ファ…と下がり続けてしまうと連続5度になってしまう。

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私の場合は、ここでちょっと変化球でソ♯を入れてみました。

ここで変化球を入れることで、主旋律のレとハモリのソ♯で減5度の音程を作ることになります。トライトーンというやつですね。この減5度音程は、次の音で3度に解決したくなる性質がありますので、自動的に次のハモリはラに決定します。何も考えなくても機械的に作曲ができてしまうわけです。

 

ちなみに、シャープにしたところで結局は連続5度を作っているように見えますが、連続5度とは完全5度から完全5度、あるいは減5度から完全5度への進行を指します。今回のケースは完全5度から減5度なので、連続5度には当てはまりません。

 

さて、こうしてワンフレーズだけではありますが、立派に対位法で作曲ができました。

何度も「私の場合は~」と書きましたが、上記はほんの一例。いや、一例の中の一例であって、正解は無限にあります。これから勉強をされる方には、是非自分のやり方を追求して頂きたいと思います。

 

あ、最後に3声以上の対位法についても少し触れていきましょう。

3声以上はどうやって作るかと言えば、やり方は一緒です。先程のポイント「2度7度は使わない」 これを3番目のパートについても適用するだけです。例えばこんな感じ。 

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最初の音であるミが、主旋律のドに対して6度の関係になっています。バスのドに対しては3度(正確に言うと10度ですが)で、どちらも全く問題ありません。

 

さて、対位法について説明してきましたが、基本部分だけの解説だとどうしても内容が和声法とあまり変わらなくなってしまいますね。

対位法を別視点からまとめたものが和声法なので、仕方ないと言えば仕方ないのですが…。和声法も難しくなってくると対位法っぽくなってきますしね。

とにかく、対位法を学ぶ場合はまず2声を徹底的にやりましょう。

2声ができれば全部できます。