音楽理論 ざっくり解説

音楽理論をざっくり解説します。最低限のポイントだけ知りたい方へ

音部記号

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今日のテーマは音部記号です。

音部記号って何やねん! と思うかもしれませんが、ト音記号とかヘ音記号とか、あの記号のことをまとめて音部記号と呼ぶのです。

ちなみに英語でクレフ、フランス語でクレと言うらしいです。こちらも覚えておくと10年に一度くらいの頻度で役に立ちますよw

 

説明したいことは色々あるのですが、とりあえす主な記号を次々紹介してしまいましょう。

まずはト音記号です。これは最も使用頻度が高い音部記号なので、音楽をやったことがない方でもドレミが読めるのではないでしょうか。

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このマークのデザインの由来は、アルファベットのGです。

元々はGを書いて「この線がソの音だよ」ということを表していたのですが、何百年という時間の経過とともにレベルが上がり、こんな変な形に進化してしまいました。

ト音記号は高音を表す記号です。ボーカル・ギター・バイオリン・トランペットなど、たいていの楽器はト音記号で譜面を書きますから、絶対に読めるようにしておきましょう。

 

次はヘ音記号です。

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元々はアルファベットのFでした。Fが由来のくせに直線が一つもなく、曲線だけで描かれるという破天荒な奴です。

メガスクイドって知ってますか? 2億年後の地球に生息すると言われる体長4~5mもある巨大なイカです。イカが巨大生物に進化すると言われているのですから、Fが曲線になる程度ではたいした進化とは言えないのかもしれません。

ヘ音記号は低音を表すのに適した記号です。エレキベース・コントラバス・ファゴット・チューバなど、低音楽器に興味がある方はマスターしておきましょう。

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ト音記号とヘ音記号が読めれば多分この世に存在する楽譜の99.9%は読めると思うのですが、残念ながら他にも音部記号は存在するのです。それが次に紹介するハ音記号です。

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この記号の由来はCです。もう滅茶苦茶すぎて突っ込む気力もありませんね。これを使う楽器の代表格はビオラです。と言うか、ビオラ以外一体どこでこの記号は使われているのか…。

オーケストラや弦楽四重奏の曲を書きたいと思っている方。或いは現在バイオリンを習っているけどイマイチ才能に恵まれず、そのうちビオラにコンバートされるんじゃないかとビクビクしているお子様は、今のうちに読めるようにしておきましょうw

 

あとはハ音記号が一個上の線に平行移動したテノール記号というものもありまして、これはトロンボーン・ファゴット・チェロ等が高い音を弾くときに使われたりします。

(正確には「ハ音記号」とはこのマークそのものを指すので、そういう意味ではテノール記号もハ音記号なのですが…)

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ちなみにハ音記号は綺麗に書くのが難しいので、手書きで書くときは下のように直線的に書いたり、Kのように書いたりするようです。

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また、音部記号の上に「8」と書くと1オクターブ高い音を、下に「8」を書くと1オクターブ低い音を表すことができます。しかしあまり使われることはありません。

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なぜなら、これほど極端な高音や低音を奏でる楽器というのはごく一部ですから、そういう楽器の人はいちいち「8」などと書かれなくても自分がどの音を出すべきか慣習的に分かっているし、作曲者もわざわざ書かないのです。

「8」と書かれていなくてもオクターブ違いの音を出す楽器の例としては、エレキベース・コントラバス等が実際の楽譜の高さよりオクターブ低い音を、ピッコロがオクターブ高い音を出しています。また、ギターはそれほど高音・低音を出す楽器ではありませんが、調度いい記号が無いので仕方なくト音記号をオクターブ下げています。

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さて、音部記号は沢山の種類があるので嫌になってしまった人もいるかもしれません。一種類の記号のオクターブ違いだけで全てを表せばいいのに、面倒なことです。

そもそもなぜこんなにも多くの記号が存在するかと言うと、加線を少なくするためなのです。(加線とは、五線の範囲よりも高い・低い音を表すときに書く、あの短い横線のことです)

昔は印刷技術が未発達だったので、五線の外にはみ出す音符は印刷しづらかったのです。よって、なるべく加線が発生しないようにするために様々な記号が考案されたというわけです。

五線のどこでドを表すか、一応全部のパターンがあるんですよ。

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「ド」がゲシュタルト崩壊するわw

しかし、ほとんどは時代とともに淘汰され絶滅し、現在の4種類(メジャーなものだけで言えば2種類)に落ち着いたというわけです。

 

さて、音部記号について勉強しましたがいかがでしたでしょうか。楽譜が歴史とともに色々変化してきたことがよく分かりましたね。

2億年後の楽譜がどうなっているか…。もしかしたら、巨大生物になって地球を支配しているかもしれませんw